078. おもてなし

・(2013年09月09日)「お・も・て・な・し おもてなし」と IOC総会のプレゼンで 滝川クリステルがスピーチ


 このスピーチから もうすぐ丸9年 早いものです 波乱の9年間でした(波乱は まだまだ続く)


・(2016年10月31日)観光庁「2016年の訪日外国人観光客が2000万人を超えた」と発表(通年で2400万人に)
 (1~9月の訪日客の内訳)トップは中国の500万人(韓国、台湾、香港等を含む東アジアでは全体の7割)比較的安価なクルーズ船の利用急増が貢献(1~9月の外国船の寄港は1176回と前年同期比1.5倍)
 政府は2020年の訪日外国人観光客数の目標を年間2000万人から4000万人に倍増させ 2030年には6000万人を目指すとする

・上記は2017年の実績


・(2018年12月18日)日本政府観光局「年初からの訪日外国人が3000万人を突破」と発表(通年で 3.119万人)初めて1000万人を超えたのが2013年 わずか5年で3倍に
 訪日外国人の消費額は、観光庁の「訪日外国人消費動向調査」では4兆5.064億円に しかし「オーバーツーリズム」「観光公害」等観光客増加の負の側面も



・「オーバーツーリズム」「観光公害」(観光客増加の負の側面)

・上図出典:毎日新聞


・一方 訪日外国人にも不満がある(旅行中に困っています)
・コミュニケーションがとれない ・外国語サービスが少ない
・多言語表示が少なく 分かりにくい
・施設や食堂等(特に地方)で外国語が通じない
・無料Wi-Fiの整備が 遅れている
・レンタルWi-Fiを利用せざるを得ず面倒
・Wi-Fi が本当に通じずらい
・飲食店への不満 ・食券販売機が 複雑すぎて理解不能
・値段の割に量が少ない
・食べ方が分からず 店員も教えてくれない
・禁煙スペースが充分でない
・支払い 両替 への不満 ・現金しか使えない店が多い
・ATMでの日本円の引き出しが困難
・両替することにストレスを感じる
・公共交通機関の利用について ・駅構内や乗り換えの仕方が複雑で理解できない
・割引切符サービスが あるのか ないのかよくわからず利用しずらい
・公共交通機関は 親切そうで 実は不親切を感じる
・その他 ・どこに行っても人がいっぱいで うんざり
・公共のトイレが不適切
・体験型ツアーがまだまだ少ない


しかし コロナ禍で訪日外国人数が激減



・(5月24日)世界経済フォーラム 各国の観光産業の競争力「観光競争力」をランク付け 日本初の首位に「交通インフラの利便性」「自然や文化など観光資源の豊かさ」「治安の良さ」などが高く評価される
 ただ、現在の日本は「令和鎖国」とも揶揄(やゆ)される特異な入国規制 コロナとの共生に軸足を置く欧米諸国に大きく出遅れている 
・(6月10日)「添乗員付きの団体ツアー」に限り98の国と地域からの観光客の受け入れを再開(2年以上ぶり)

(訪日外国人観光客が感じる「不便さ・不満」は軽減されていくでしょうか? この数年 コロナ禍の影響もあり キャッシュレス決済やWi-Fi 環境は 大きく改善され また 多様性社会において 公共機関等の対応も " 改善せざるを得ない "という感じです また 「ポケトーク」(2018年登場)の存在が大きい(アプリ「ポケトーク」も登場)
 2018年の訪日外国人の消費額 4兆5.064億円(観光庁「訪日外国人消費動向調査」また 更なる目標設定もしていた)これは すごい数字 円安・原油高・穀物の供給不足が重なり 値上げラッシュの現在 Win-Win の関係を築こうとする「外国人観光客の受け入れ再開」は 大きなチャレンジ 是非とも成功させたいもの)

2022年06月23日