071. ~ 080.

071. フレイル
072. BPSD
073. 人間ドック・脳ドック
074. 内視鏡
075. 肝臓・腎臓
076. 肩・腰・膝
077. 接骨院
078. 血管・血圧
079. ツボとリンパ
080.


071. フレイル

・上記出典:ダスキンヘルスレント

高齢者の多くはフレイル(虚弱)の時期を経て要介護状態になる
① 低栄養 口腔機能低下 ロコモティブシンドローム(運動器障害)などの「身体的フレイル」
② 閉じこもり 孤立 孤食などの「社会的フレイル」
③ 意欲低下 うつ 軽度認知障害(MCI)などの「心理的フレイル」

 3つのフレイル(虚弱)が多面的に関わりあっている 早めに適切な対応をとれば 現状維持ができたり 健康に戻れる可能性もある



*ロコモティブシンドローム(運動器障害)とは: 骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症・サルコペニア(筋肉量低下)など


・「認知症」に関わる話題を ランダムに挙げていきます


① アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」


「脳内で生成されたタンパク質が分解された「アミロイドβ」の長年に渡る蓄積が脳細胞を死滅させ アルツハイマー病を引き起こす」
(近年のアルツハイマー病研究の有力な仮説)
・(日本経済新聞 2023年1月16日)エーザイ 米バイオジェンと共同開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について 日本で承認を申請したと発表  米国、欧州に続く申請となる エーザイは2023年中の承認を目指している
 エーザイは6日 米食品医薬品局(FDA)から「レカネマブ」の迅速承認を取得し 米国でもフル承認の申請を実施した 11日には欧州医薬品庁(EMA)へ販売承認を申請し 欧州でも手続きを進めていた
 エーザイは2021年6月 アルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」でFDAから迅速承認を得ていたが 有効性などの問題から日本や欧州では承認の判断が見送られていた それだけに「レカネマブ」の承認の行方 収益貢献への期待に注目が集まっている
・(9月25日)厚生労働省 正式承認 認知症において対症療法ではなく 病気の原因物質の除去をねらった治療薬の正式承認は世界初 アメリカでの商品名は「レケンビ」
 承認を受け 中医協(中央社会保険医療協議会)12月下旬までに公的医療保険を適用することを目指し 価格の算定を進める方針を確認



・上記出典:朝日新聞デジタル

「レカネマブ」の課題
● 持病があると 病気によっては 薬の投与ができないこともあり 誰でも使えるとは限らない
● 早期アルツハイマー病の時期に投与しないと効かない 脳にアミロイドβがないと働かない
● 薬・抗体を体に点滴することで起る副作用として 発熱・呼吸困難・アレルギー反応などが26.4% 薬の点滴は続けることで ある種の脳浮腫12.6% 脳内出血などが17.3%確認された
● 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)健康保険での使用を了承(2023年12月13日)レカネマブの薬価は 1バイアル当たり200mgが4万5,777円、500mgが11万4,443円。 2週間に1回投与するため、500mgを1年間(26回)投与した場合の薬剤費は1人当たり約298万円となる(体重50キログラムの人が1年間使った場合)治療に対応できる施設が少なく 患者の自己負担額は年齢や所得に応じて1割から3割となるため 年間29万円から89万円程度とされる


「ドナネマブ(製品名ケサンラ)」2つ目の新薬 日本で承認(2024年9月24日)


・認知症の種類


② 高齢ドライバーの免許更新

・2022年「道路交通法一部改正」により 「運転技能検査」が義務化された



→ 詳しくは ブログ「015. ファイト!」をご覧ください

③ 個人賠償責任補償 ~ 認知症の事故に備える


・2007年の「認知症高齢者列車事故」(鉄道会社は振替乗車にかかる費用などを損害として 遺族に対し 約720万円の損害賠償請求)を機に 保険の対象が広がった


・この事故では「家族に賠償責任はない」とされたが どんな場合にも家族に責任はないと判断されるわけではない 認知症による事故で家族が賠償責任を負う可能性がないとはいえない

→ 民間損保の「個人賠償責任補償保険」などに加入するのも選択肢の一つ
・認知症事故の場合 本人や家族に代わり保険会社に交渉を任せられる
・複数の保険商品に加入しても 賠償額を超える保険金を受け取ることは出来ない 補償対象が認知症を考慮しているかもよく確認し 加入したい
・「個人賠償責任補償保険」は 自動車保険や火災保険などの付帯保険となっている場合が多い 自動車を運転しなくなったり 賃貸住宅に住んでいたりすると加入の機会が多くないので注意したい

・自治体が認知症高齢者向けの補償制度を扱っているいるケースも多い


・こちらも参考に →  「精神疾患・認知症などのための保険」(全国地域生活支援機構「JLSA」)

④ 軽度認知障害(MCI)大切なのは 発症前の予防


〇 最近の研究では、MCIの段階で適切な予防や治療を行えば、認知症の発症を防ぐことや遅らせることができると分かっている
〇 認知症は生活習慣病のひとつ「自分は大丈夫」と思っている人は要注意 元気なときにこそ生活習慣を改善し 認知症やその他の病気にならない体づくりを そして 健康診断と同じように 定期的に「MCIスクリーニング検査」(MCIを早期発見する検査)を受けましょう
〇 軽度認知障害(MCI)では 日常生活に支障はないが そのまま過ごすと約5年でその半数以上が認知症に進行する



・軽度認知障害(MCI)とは 本人や家族から認知機能の低下の訴えはあるものの 日常生活は問題なく送ることができている状態のこと MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)

・認知症保険 認知症の早期発見や予防を重視する商品が増えている
 MCIの保険金は 認知症と診断された場合の約1割 症状の兆候が出たら受ける検査や進行を抑える投薬治療の費用などに充てることを想定

⑤ 認知症にかかる費用の内訳


・上図出典:家庭画報

⑥ 認知症、家族が保険手続き


・保険に加入する高齢者は 増えているが 認知症になったりして保険金の請求が出来ない というケースが少なくない 家族らと内容を共有しておくのが重要
・保険会社は 個人情報保護の観点から 原則として契約者以外に契約の有無や内容を開示しない 保険の手続きも契約者や被保険者本人がするか 「成年後見制度」を利用する場合に限られる 一方「家族が保険契約内容を照会できる「家族登録制度」や 代理人が保険金を請求できる「指定代理請求制度」を設けている保険会社も多い」

 → そこで選択肢の一つになるのが「家族などが保険の手続きを代行できる制度」(以下)

  契約内容の照会 保険金請求 解約
指定代理請求制度 ×
家族情報登録制度 × ×
保険契約者代理制度

・いずれも 契約者や被保険者に判断能力があるうちに手続き(事前登録)をする必要がある
・制度名や実際の対応は 状況に応じて保険各社で異なる
・保険手続き代行制度の手続き前に 認知症になったり亡くなった場合(どんな保険に加入しているのかが不明の場合)の制度が以下  


⑦ 親が認知症になったら その財産管理や相続はどうしたらよいのか




Q: 後期高齢者になりました 元気なうちに(意思表示ができるうちに)今後のことを考え「任意後見」や「民事(家族)信託」を考えています それぞれの特徴や注意点 また、これ以外にも手法があれば合わせて教えてほしい
Q: 高齢の親が認知症になったら相続はどうなるか心配だ どうすればよいか?
: 障害を持つ子供の生活支援を行っていますが、親の私が病気や認知症、死亡してしまった場合「誰が自分の子供を支援してくれるのか」と漠然とした不安や心配に襲われてしまう いまからできることはありますか?(親なきあと問題)

 → Q&A「社会保障」をご覧ください
 → ブログ「088. 家族と信託」もご覧ください

: 判断能力が多少心配な高齢の親がいるのですが ちゃんとお金の管理ができているか心配です「本人はまだ大丈夫と考えるケースが多いが 認知症になってから打てる手は限られる」と言います 心配です
 また、親の医療費や生活費を立て替えることもたびたびです 親の銀行預金について 子の私が出金や振り込みが必要な時にやり易いような制度はありませんか?

 → Q&A「老後・介護」をご覧ください

⑧「老老介護」や 認知症高齢者が認知症高齢者の介護を行う「認認介護」も増加


・高齢者の 1人暮らしや夫婦2人暮らし世帯が増えている(昔は 二世帯同居や三世帯同居は当たり前で 家族の人数も多く、家庭ごとに高齢者を見守る体制ができていた)


 → ブログ「111. 在宅介護」もご覧ください


(映画「恍惚の人」(脚本 / 松山善三 監督 / 豊田四郎 1973)原作は 有吉佐和子 認知症を日本では いち早く扱った文学作品である。1972年の日本の年間売り上げ1位の194万部のベストセラーとなり、これがきっかけで痴呆高齢者の介護問題にスポットが当てられることになった。その関心度の高さから「恍惚の人」は当時の日本で流行語にもなった(Wikipediaより)
 映画は 痴呆を抱えた老父を演じる森繁久彌の 真に迫る演技が話題となった。当時60歳の森繁が 84歳の役を演じきった 他に 高峰秀子 田村高廣 等(Wikipediaより)(1973年1月15日公開)
 当時の日本には 「認知症」という言葉はなく 「ボケ」とか「痴呆」とかだった あれから50年 様々な「認知症」を取り上げた 小説や映画が多く世に出たが やはり この「恍惚の人」をお勧めします 原点です)




072. BPSD

 認知症には「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」という 2つの症状がある
(BPSDです 時々耳にする「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」とは違います)

中核症状 壊れてしまった脳の細胞が担っていた役割が失われることで起こる症状(治りにくい)
・記憶障害・見当識障害・理解/判断力の障害・実行機能障害・その他がある
行動・心理症状(BPSD) 中核症状によって引き起こされる二次的な症状 以前は「周辺症状」と言われることが多かった(行動・心理症状を表すBehavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの頭文字による略称)(治る可能性がある)性格 環境 人間関係などの要因により精神症状や行動に支障が起こる
・不安/焦燥・うつ状態・幻覚/妄想・徘徊・興奮/暴力・不潔行為・その他がある



■ 中核症状
記憶障害 ・脳は 目や耳などから入るたくさんの情報のうち 必要なものや関心があるものは一時的に蓄え 大事な情報は忘れないように長期間保存するようにできている
 しかし 脳の一部の細胞が壊れ その働きを失うと 覚えられない すぐ忘れるといった記憶障害が起こる



・加齢によるもの忘れと認知症の記憶障害の違い

□ 加齢によるもの忘れ   ■ 認知症の記憶障害
経験したことが部分的に思い出せない 経験したこと全体を忘れている
目の前の人の名前が思い出せない 目の前の人が誰なのか分からない
物の置き場所を思い出せないことがある 置き忘れ・紛失が頻繁になる
何を食べたか思い出せない 食べたこと自体を忘れている
約束をうっかり忘れてしまった 約束したこと自体を忘れている
物覚えが悪くなったように感じる 数分前の記憶が残らない
曜日や日付を間違えることがある 月や季節を間違えることがある


理解・判断力の障害 ・認知症になると 物事を考えたり判断することに支障が出てくる
① 考えるスピードが遅くなる 時間をかければ自分なりの結論に至ることができる
② 2つ以上のことが重なるとうまく処理できなくなる 一度に処理できる情報の量が減る 念を押そうと長々と説明すると ますます混乱する 必要な話はシンプルに表現することが重要
③ いつもと違う出来事で混乱しやすくなる お葬式での不自然な行動や 夫の入院で混乱してしまったことから認知症が発覚する場合がある 予想外のことが起こったとき 補い守ってくれる人がいれば日常生活は継続できる
④ 目に見えない仕組みが理解できなくなる ・自動販売機や駅の自動改札 銀行のATMなどの前でまごまごしてしまう
・全自動の洗濯機 火が目に見えないIHクッカーなどがうまく使えなくなる 認知症になってからの買い替えは混乱をまねくことになる
・「倹約は大切」と言いながらセールスマンの口車に乗って高価な羽根布団を何組も買ってしまうということも起こる(観念的な事柄と具体的なことが結びつかない)


実行機能障害 健康な人は 頭の中で計画を立て たとえ予想外の出来事が起きても 適切に対処することができる 認知症になると 計画を立てたり 按配したりすることができなくなり 日常生活を首尾よく営めなくなる
〇 健康な時であれば スーパーマーケットで大根を見て 味噌汁をつくろうと思ったら「冷蔵庫に油揚げがあったから�一緒に入れよう」と考えて買い物をする
● 実行機能障害が起こると 冷蔵庫の油揚げのことを忘れているので 大根も油揚げも買ってしまう
夕食の準備にとりかかったときには 買ってきた大根も油揚げも忘れて 冷蔵庫を開けて目に入った別の食材で味噌汁を作ってしまう
このようなことが繰り返され 油揚げが冷蔵庫にあふれることに


・保たれている能力を活用する支援を
 → そばで見守り 声をかける人がいれば 料理を作ることができる 「今日の味噌汁は 大根と油揚げだよね」「炊飯器のスイッチはそろそろ入れたほうがいいかな?」と言ってくれる人がいれば 食事の準備ができる ちょっとした支えで 認知症の人にはできることがたくさんある

その他 感情表現の変化など 認知症による記憶障害 見当識障害 理解・判断の障害のため 周囲からの刺激や情報に対して正しい解釈ができなくなることがある


・認知症になるとその場の状況が読めなくなったりする
 認知症の人は周囲の人が予測しない、思いがけない感情の反応をしめすことがある
(例)「そんなバカな!」という言葉を その場の状況を読めないで 自分が「バカ」と言われたと思い 怒り出してしまうということが起こることがある
→ 「認知症の人の行動の特徴を分かっていれば 本人にとっては不自然な感情表現ではない」

□ 行動・心理症状(BPSD)

□ 元気がなく 引っ込み思案になることがある 自信を失い すべてが面倒に

 「周囲が気づく前から 本人は何かおかしいと気が付いています」
 すべてが面倒になり 以前は面白かったことでも 興味がわかないという状態が出てくる

① これまでテキパキできた料理も手順が悪く 時間がかかるうえに うまくできなくなる
→ 「味が違う」「おいしくない」等といわれ 自信を失う 客には出前を取り 毎日の食事も出来合いの惣菜で済ますようになったりする
② 家の整理 整頓や掃除ができなくなる
→ 片づけるつもりが 散らかって収集がつかなくなり 室内はごちゃごちゃ 大事なものが見つからなくなったりする
③ 意欲や気力が減退したように見える
→ うつ病とよく間違えられる
→ 周囲からだらしなくなったと思われることもある


□ 将来の望みを失ってうつ状態になる場合もある
・能力の低下を強く自覚し 密かに認知症に関する本で調べたりする人もいる 自ら認知症を疑って将来に望みをなくし うつ状態になることも
→ 本人に恥をかかせないよう 自信をなくすような言葉は避け 本人の尊厳を傷つけるようなことが内容にすることが重要なサポート
・「できることをやってもらう」ことは必要だが できたはずのことができなくなるという体験は 本人が自信をなくす結果になって逆効果 自分の能力が低下してしまったことを再認識させてしまってはますます自信を失わせる
→ それとなく手助けをして成功体験に結びつける支援が重要

□ 身の回りの動作に支障が出てくる
・認知症が進行すると 入浴 更衣 排泄 食事など 基本的な生活動作に援助を必要とするようになる
● 例えば 排泄の失敗を例とすると
 排泄の失敗は 本人にとっても非常にショッキングなこと 失敗の原因は いろいろあることを理解しておくことが必要 まわりの対応で本人のプライドを傷つけずにすむ

① トイレの場所が分からなくなる
場所の見当識障害 初めは夜間だけだが その後日中でも分からなくなる
→ トイレの場所を分かりやすく 風呂場 玄関のたたきなど トイレと間違えやすい場所のドアを隠す 夜間は廊下の明かりをつけておく トイレの明かりをつけ ドアを開け放しておくといった対応が考えられる
② 衣類の着脱に手間取って汚してしまうことが起こる
脳血管性認知症で運動障害がある場合 アルツハイマー型認知症で更衣がうまくできなくなっている場合など
→ 着脱に時間がかからない衣服できなれているものにする
③ 尿意 便意を感じにくくなる
→ 排尿 排便の周期を観察して 定期的なトイレの誘導で対応する

* 排泄の失敗には 前立腺肥大や膀胱炎など 身体の病気が原因の場合もある 本人が痛みなどの身体の異常を感じにくくなるということもある 周囲の人はこの視点からも気にかける必要がある

□ 周囲の人が疲弊する「もの盗られ妄想」
● しまい忘れをきっかけに 妄想が起きる

・大事なものをしまい忘れる 中核症状(記憶障害)いつもと違う場所に預金通帳をしまい込み そのことを忘れる
・自立心が強い性格 心ならずも家族に迷惑をかけている状況 人に頼らず 自立して生きていきたいという気持ちから 自分が忘れるわけなどない(忘れたことが受け入れられない)という思いが現れる
→ 「もの盗られ妄想」 「通帳がない!」そばで世話をしてくれている人が盗んだ!という


→ なくした物が出てくればそれでおさまる妄想ですから 周囲の人はあまり深刻にならず 疑われている介護者が疲弊しないよう 心理的な支援をすることが大事 こういう妄想は 時期が来れば自然に見られなくなる

●「もの盗られ妄想」がより複雑な妄想になることもある
 妄想的になりやすい素質を持った人にストレスがかかったときに 単純なもの盗られ妄想から「家の財産を狙っている」とか「家を乗っ取られる」といった妄想に発展することがある
 これには「妄想的になりやすい」という素質が深く関与している場合があるので 妄想を治療する抗精神病薬が効果を上げることが少なくない
→ 単純なもの盗られ妄想にしては 訴えがオーバーだったり 執拗だったりするときは 妄想の対象になっている人を守るためにも 本人の症状を軽減するためにも 認知症をよく理解している専門家に相談することが重要

□ 日常生活に支障が出てくる行動障害�
・自分のことや周囲で起こっていることが正しく把握できなくなると 行動がちぐはぐになり 日常生活にも支障が出てくる
●「徘徊」は原因を考えて対応する

・図書館で数時間過ごすのが日課のAさん ある冬の日 いつもより2時間遅く出かけたため 暗くなった帰り道 道に迷い夜遅く疲れ果てた姿で自宅に戻ってきた
→ 場所の見当識障害が原因 昼間 風景が見えれば大丈夫なので 明るいうちに変えれるように工夫すれば1人で活動できる
・Bさんは 日曜日の朝 通っている教会に行こうと自宅を出たが 迷子になり 昼過ぎ とぼとぼと家に戻った
→ 見当識障害が進んでいる 送り迎えをすることを考えたい
・Cさんは 夕方になると 遠くの郷里に帰ると言ってたびたび家を出て行こうとするが ある日 介護者が目を離した隙に出て行き 行方不明となり 翌日 思いがけない場所で保護された
→ 脳の活性が徐々に下がってくる夕方に 場所や時間の見当識障害が深まることがある 昼寝などで夕方の意識をはっきりさせ 場合によっては薬を使うことも考えたい
・Dさんは 妻と買い物の途中 行方不明になった 2日後に遠く離れた町で保護された
→ 常に誰かの見守りが必要になる 介護の支援を考えたい
・Eさんは 家の中でも外でも じっとしていないで歩き続ける 人や物を押しのけ 突き飛ばしてとにかく歩く
→ 常に誰かの見守りが必要で 介護の支援が必要 薬物療法が有効な場合もある


・「2023年 1年間の認知症の行方不明者が1万9039人 11年連続で最多更新」
 23年以前に届け出られた人も含めると 1万8221人が生存した状態で見つかり うち1万7988人は届け出から3日以 553人は死亡していた



「行方のわからない認知症高齢者等をお探しの方へ」(身元不明の認知症高齢者等に関する特設サイト)(厚生労働省)

〇 認知症の早期発見・早期受診/診断・早期治療が大事なわけ
その後の認知症の人の生活を左右する非常に重要なこと 認知症はどうせ治らないから医療機関にかかっても仕方ないという誤った考えは改めたい
→ 病気が理解できる時点で受診し 少しずつ理解を深めていけば 生活上の障害を軽減でき その後のトラブルを減らすことも可能
→ 傷害の軽いうちに障害が重くなった時の後見人を決めておく(任意後見人制度)等の準備をしておけば 認知症であっても自分が願う生き方を全うすることは可能
〇 治る病気や一時的な症状の場合もある
 認知症のような症状が出ても 治る病気や一時的な症状の場合もあるが 長期間放置すると 回復が不可能になる
・正常圧水頭症・脳腫瘍・慢性硬膜下血腫:脳外科的処置で劇的に良くなる場合がある
・甲状腺ホルモン異常:内科的治療で良くなる
・不適切な薬の使用:薬を止めたり薬の調整で回復する


■ 認知症の予防とは? 認知症発症のリスクを少なくすること
・脳血管性認知症の予防:高血圧症 脂質異常症 肥満などの対策が有効
・アルツハイマー病の予防:運動・食事をはじめとする生活習慣病対策には 発症を遅らせる効果が認められている
・老化による脳の病気の加速因子を防ぐ脳や身体を使わないこと「廃用」は認知症の発症や進行を加速させる 廃用の背景には うつ病やアルツハイマー病初期にみられるうつ状態が しばしば隠れている
■ 脳の活性化を図る 本人が嫌がるのに無理強いするのは ストレスや自信喪失につながり逆効果 「何をしたらよいか」ではなく どう刺激ある日常を送るかが重要
① 快刺激で笑顔に 心地よい刺激や 笑うことにより 意欲をもたらす脳内物質(ドーパミン)がたくさん放出される
② コミュニケーションで安心 社会との接触が失われると 認知機能の低下を促進させる 友人や家族などと楽しく過ごすことが大切
③ 役割・日課をもとう 人の役に立つことを日課に取り入れることが 生活を充実させ 認知機能を高める
④ ほめる ほめられる ほめても ほめられてもドーパミンがたくさん放出される 脳を活性化させる学習や活動をするときは ほめて やる気が起きるようにすること


■ 認知症の人と接するときの心構え
・「認知症の本人に自覚がない」は 大きな間違い 認知症の症状に最初に気づくのは本人
(きっかけ)もの忘れによる失敗 家事や仕事がうまくいかなくなるといったことが多くなり 何となくおかしいと感じ始める 認知症特有の「言われても思い出せないもの忘れ」が重なると 本人が何かが起こっていると不安を感じ始める
・認知症の人は何も分からないのではない 誰よりも一番心配なのも 苦しいのも 悲しいのも本人です
・「私は忘れていない!」に隠された悲しみ
 認知症になったとき多くの人が「私は忘れてなんかいない」「病院に行く必要はない」と言い張り 家族を困らせる
(理由)「私が認知症だなんて!」というやり場のない怒りや悲しみや不安から 自分の心を守るための自衛反応といえる
・周囲の人が「認知症という病気になった人」の本当の心を理解することは容易ではないが 認知症の人の隠された悲しみの表現であることを知っておくことは大切なこと


● 基本姿勢
認知症の人への対応の心得 "3つの「ない」"
1 驚かせない
2 急がせない
3 自尊心を傷つけない
 認知症の人への対応には 認知症に伴う認知機能低下があることを正しく理解していることが重要 そして 偏見を持たず 認知症は自分たちの問題であるという姿勢が重要
 認知症の人だからといって 付き合いを基本的には変える必要はないが 認知症の人には 認知症への正しい理解に基ずく対応が必要
 記憶力や判断能力の衰えから 社会的ルールに反する行為などのトラブルが生じた場合には 家族と連絡をとり 相手の尊厳を守りながら 事情を把握して冷静な対応策を探ります
 普段から住民同士が挨拶や声かけにさりげない言葉がけを心がけることは いざというときの的確な対応に役立つ


● 具体的な対応の7つのポイント

まずは見守る 認知症と思われる人に気づいたら 本人や他の人に気づかれない様に 一定の距離を保ち さりげなく様子を見守る 近づき過ぎたり ジロジロ見たりするのは禁物
余裕を持って対応する こちらが困惑や焦りを感じていると 相手にも伝わって動揺させてしまう 自然な笑顔で接したい
声をかけるときは1人で 複数で取り囲むと恐怖心をあおりやすいので できるだけ1人で声をかける
後ろから声をかけない 一定の距離で相手の視野に入ったところで声をかける 唐突な声かけは禁物 「何かお困りですか」「お手伝いしましょうか」「どうなさいました?」「こちらでゆっくりどうぞ」など
やさしい口調で 小柄な人の場合は 体を低くして目線を同じ高さにして対応する
穏やかに はっきりした話し方で 高齢者は耳が聞こえにくい人が多いので ゆっくり はっきりと話すように心がける 早口 大声 甲高い声でまくしたてない その土地の方言でコミュニケーションをとることも大切
相手の言葉に耳を傾けてゆっくりと対応する 認知症の人は急がされるのが苦手 同時に複数の問いに答えることも苦手 相手の反応を伺いながら会話をする たどたどしい言葉でも 相手の言葉をゆっくり聞き 何をしたいのかを相手の言葉を使って推測・確認していく

(上記出典:「認知症を学び 地域で支えよう」(NPO法人 地域ケア政策ネットワーク))





073. 人間ドック・脳ドック





■ 血液検査

  検査項目 献血 定期
健診
ドック
一般 白血球数
赤血球数
Hb 血色素量
Ht ヘマトクリット
血小板数
MCV
MCH
MCHC
肝臓 総蛋白  
アルブミン  
A / G 比    
総ビリルビン    
AST(GOT)  
ALT(GPT)
ALP    
γ-GTP
コリンエステラーゼ    
LD      
グリコアルブミン    
腎臓 クレアチニン  
尿素窒素    
eGFR  
脂質 総コレステロール  
HDLコレステロール  
LDLコレステロール  
Non-HDLコレステロール    
L / H 比    
中性脂肪  
膵臓 血中アミラーゼ      
前立腺 PSA    
糖代謝 血糖値(空腹時)  
HbA1c(NGSP)  
インスリン(空腹時)      
尿酸 尿酸    
電解質 NA    
K    
CI    
Ca    
血清鉄      
感染症 HBs抗原    
HCV抗原    
CRP    
梅毒反応    
HIV反応    

〇 上記検査項目は 一般的なもの 受診機関により異なることもある
検査している 陽性だと通知が来るらしい
〇 詳しくは 下記をご覧ください 

・「(献血)検査サービス」(日本赤十字社 東京都赤十字血液センター)
・「血液検査」(日本人間ドック学会)

■ 尿検査

  定期健診 人間ドック
尿蛋白  
尿糖
尿沈渣    
尿潜血  
比重  
PH  
ウロビリノーゲン  

〇 上記検査項目は 一般的なもの 受診機関により異なることもある
〇 詳しくは 下記をご覧ください →
・「尿検査」(日本人間ドック学会)

→ 重点5ポイント その② 「平均寿命と健康寿命」もご覧ください

*ポイントは「生活習慣」と「定期健康診断」としていますが・・・
「日本の健康診断の多くは 健康と考えられる人の平均を挟んで95%の範囲に収まる人を「正常」と判定し はみ出した5%の人を 個人差を無視して「異常」と機械的に判定し「正常値」になるように指導するもの」とされる
 将来的に 疾病等になる可能性が「確率的に高いか 低いか」が判定されるが 現在の体の状態を的確に診断するのは「人間ドック」と「脳ドック」が有効です



■ 脳ドック
・脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)や脳腫瘍、認知症などの脳疾患を、自覚症状が出る前にMRI/MRA、頸動脈エコー、血液検査などを組み合わせて早期発見・予防することを目指す「脳の健康診断」
一過性脳虚血発作(TIA)
・脳の血流が一時的に不足し 脳卒中と似た症状(手足の麻痺、しびれ、ろれつが回らない、視力障害など)が数分〜1時間程度で自然に治まる状態 症状は消えても「治ったわけではなく」数日以内に本格的な脳梗塞を発症する危険性が非常に高い「脳卒中の警告サイン」



MRI ・脳や脊髄などの組織の断面(輪切り)画像
・脳梗塞(急性期)、脳出血、脳腫瘍、脳の萎縮(認知症リスク)など、脳組織全般の異常を見つける
MRA ・同じMRI装置を使って血管の走行が立体的に(3Dで)見える画像
・脳の血管だけを抽出し 脳動脈瘤、脳動静脈奇形、血管の狭窄や閉塞、もやもや病など血管固有の異常を調べる
・MRIとMRは 脳ドックではセットで実施され 脳卒中の包括的な評価に不可欠
頸動脈エコー ・脳に血液を送る首の血管(頸動脈)を超音波で観察し 動脈硬化の有無や程度、プラーク(コレステロールの塊)の有無 血管の狭窄具合を調べる検査
CT ・緊急性が高い出血性病変(脳出血、くも膜下出血など)に有効
・放射線被曝がある・造影剤の投与を行うことがある



(人間ドック受診をした病院は 松本にある「相澤病院」(健康保険組合の契約先のひとつ)組合員であるうちに一回受けておきましょうかと 生まれて初めての「人間ドック」 まず驚いたのが 受付の女性の話し方というか イントネーションというかが 先日見たTV(NHK「鶴瓶の家族に乾杯」)に出ていた小平奈緒にそっくり「ははァ こんな感じかあ」と・・・
 次々と検査は進み 終わった後の " レストラン ” での食事は美味でした 待ちに待った食事! なんせ昨夜9時から水以外何も口にしていない ほんの1時間前に経鼻内視鏡で金属を胃に入れた身としては 少量の柔らかい食べ物が良いのでしょうね 大変美味しかったのですが 満腹にはほど遠く・・・
 たまたま健康保険組合の対象年齢に合致していたのか 「胸部ヘリカルCT(がん検診のひとつ)」がオプション検査項目に入っており(補助の対象)ありがたやァ この検査以外の結果報告書が郵送されてきたが それによるとほぼほぼ異常なし(検査結果は当日 担当医から説明は受けている)
 便検査(免疫2日法)による「便潜血検査」も異状なく 大腸にある4mmの(良性?)ポリープはそのまま温存ということになる 切り取ってもらうのは別の機会に・・・帰りは下諏訪温泉経由で(いい湯でしたァ)無事に帰宅いたしました
 残暑お見舞い ご自愛ください)


(2023 夏 とびきり暑かったですね 人間ドックの素晴らしい結果も踏まえ 仕事・パート・庭いじり・ダンスと日々過ごしておりました 今から思うと 手軽さもあり 流水麺ばかり食べていたような気もします・・・ おかずとして肉もしっかり食べていた(と思います)野菜は 庭のトマトとパセリ 胡瓜とタマネギ・レタスの生野菜サラダを連日たっぷり 風呂もゆっくり入り 爆睡していたが(睡眠時間は 短めだったかも)・・・
 ある盆明けの日(例年ならば 夏もそろそろ終わりという季節)左の腹に湿疹みたいなものを発見する くそ!ダニか!入念に駆除したはずなのに。2~3日してその範囲が 少し広がっている 痛くも痒くもないのだが(ジムは例年 お盆前後は行っていない もちろんプールもサウナもジャグジーも利用していない)さらに左腹の広い範囲に赤い斑点や水ぶくれが増えている 週末に体を徹底的にきれいにし 月曜日に皮膚科に行く
 「どうしました?」腹を見せる「ダニだと思うんですが ちょっとひどくて」「帯状疱疹ですね いつ頃から?」「かれこれ1週間ぐらい前からです」「何でもっと早く来なかったんですか? プールとか温泉はだめですよ」「温泉には 先日行きました」(絶句!)
 飲み薬と塗り薬を処方された 耳に少し違和感(水が入っているような感じ)があったので その足で 耳鼻科にも行く 聴力検査を受ける 左耳である種の低音が聞こえにくくなっているのが判明「突発性難聴ですね すぐ治療したほうがいいです ほおっておくと治らなくなりますよ」「治療ですか?加齢による症状かと思いました。治療というと?」「飲み薬があります」「はあ 飲み薬で治るんですか?」
 薬を処方され 薬局に行くと「まったく 聞こえないんですか?」この反応だ「いやいや 左耳で低音が聞こえにくくなっているみたいで」翌日 奥歯がめちゃくちゃ痛くなる 歯医者に電話「虫歯だと思うんですが 痛いので診てください」「混んでまして 空いているのは 来週の〇曜日ですね 昼頃でしたら・・・」「死にそうに痛いので 早めにお願いします」数日後に診てもらったら「歯槽膿漏ですね 歯垢の除去もしますか?」「お願いします」キ~ン キ~ン ガガガガともう死にそう。
 体が よっぽど弱っていたんだと思う 激しい運動は 耳鼻科の先生に止められていたので ダンスも3週間ほど休む お盆前と通算して4週間ほどのお休み
  皮膚科と耳鼻科の先生に「運動も大丈夫ですよ」といわれ 喜び勇んで久しぶりにフルスロットルで踊る(治療が遅く 帯状疱疹の痕が消えていないが)終わって入ったサウナ(採暖室)が普段より(今から思えば)大分暑く感じた 翌日 パート先で何かの拍子に腰に違和感が・・・翌日(パートは休み) 朝 痛くて体を動かせない ちょっと 動かしただけで ズド~ンと痛みが駆け巡る トイレに往復1時間かかる 柔道整復師のところへ死にそうな思いで行く 腰回りが全部炎症を起こしているとのこと(いわゆるぎっくり腰らしい)歩行困難でパートは3週間休むことに(有給全部使い切りでも足りず)さらに ダンスは5週間休むことに(先日 やっと とりあえず復帰いたしました)
 こんな感じの日々に並行して 家のリフォームを入れているものだから 不自由な体で大変です 家具の移動もすべて頼んで・・・大きなところは大体済む
 さらに この秋は なんと7回目の新型コロナワクチンの予防接種 成人用肺炎球菌予防接種 インフルエンザワクチン接種と立て続け(こんなに注射を打つのは幼児期以来?)
 「身に降りかかる猛暑・豪雨」は 今後も続きそう みなさん 本当にご自愛ください。)

■ 「65才において 帯状疱疹のワクチンを来年度から接種費用を公費で補助する定期接種に含める方針」発表(厚生労働省 2024年12月18日)「66歳以上の人も 経過措置として5年間は接種が可能」と





074. 内視鏡

検査前日(5月15日)
● 3食食べるも「好ましい食べ物」のみ(白米・素うどん・食パン・たまご・たまご料理・白身の魚・豆腐・プリン・ゼリー・キャンディーのみ が推奨されている)
● 午後9時以降は何も食べない(水分・薬は飲んでもかまわない)
● 夜8時~9時にマグコロール250ml(下剤)をゆっくりと飲む


・17時には夕食を済ませ(1日3食とも 白飯と卵焼きと鱈のムニエルと豆腐しか食べていない)「鎌倉殿の13人」をマグコロールを味わいながら見て 風呂に入って寝る 夜 トイレに2回起きる

・先日の「検診」で がん検診「大腸 便潜血反応陽性」(がんの可能性もある)
 病院で 検診結果を見せたら(5月11日)即「大腸内視鏡検査」を勧められ 即 予約
「がんになっても ダンスとパートはやめないぞ」 と公言「たかが病気の一つ ただ絶対の治療方法が確立されていないだけ(医療界よ もっとしっかりせいよ! 戦争なんかに金使っている場合じゃないぞ!)」「延命治療はしないぞ」・・・と ここまで思う

「避けたい食べ物」そば・スパゲッティ・ラーメン・玄米・雑穀米・野菜類全般(*煮たものでもダメです)・くだもの(*特に種のあるもの)・豆類・きのこ類・海藻類・魚介類・こんにゃく・ごま

検査当日(5月16日)
〇 起きたら食べ物は何も食べない お湯を飲んで歩いて出かける(車の運転は禁止されている)(水分 水・お湯・お茶は飲んでも構わない
・予約票・診察券・同意書(*)(・お薬手帳 ある場合)を持って8:15に受付「本日は8名 全員男性ですね」と
〇 内視鏡室で2Lの下剤(バリウム)を飲む 1Lは15分で 残りは1時間ほどで「飲みます」とある(以前 胃のレントゲン写真を撮るときに飲まされた ゲブッとしたようなあの真っ白な 見た目だけは飲むヨーグルトのようなモノとは違い 大分飲みやすくなってはいる)
 途中で3度トイレへ(まさにデトックス どんどん きれいになっていくイメージ)看護婦のOKが出ると(看護婦がシャーの便の状態を確認)検査着(充分に配慮されている)に着替えさせられ自分の番が来るまで待合で待機 その間もトイレへ  そして いざ検査
〇 最初に 「鎮静剤(眠る薬)」を静脈(静脈麻酔?)に注射される(ちょっと かゆ痛い)ほどなく意識がなくなったらしい
 朦朧とした意識の中で ところどころで「きれいな!」大腸内が映し出されたモニターが見える(まったく痛さを感じない)検査が終わった事もわからないまま終了
〇 その後 回復室にヨロヨロと連れていかれベッドに寝かされる 即 爆睡 看護婦に起こされ(1時間は眠っていたらしい)多少 ぼんやりしている中で 女医より説明を受ける
〇 大腸の中をくまなく じっくりと診てもらった事がよくわかる 美しい大腸内の写真が並ぶ 4mm程のポリープ(後に がんに変異する可能性もあるという)が一つあると
 すぐに取ることもないとのこと「2~3年先にもう一回診るか もちろん 「要検診」がでたら また診てもらってください」とのこと
  また「「大腸の壁 ?」に小さな窪みが2ヶ所(弱った箇所がへこむらしい)ここに老廃物がたまり大腸が傷つき血が出ることもある 」とのこと
 多少 ぼんやりとした中で安心する 時間は13:00になっていた


・結構 しっかりとした足取りで帰宅 昼飯とコーヒーを一緒に取る 毒物が体内にどんどんと入っていくイメージ(特に食事制限はない ただ「生検組織検査をされた方は 本日の飲酒はおやめ下さい」と 車の運転は止められているし 運動は 今日はやめておく






・こちらもご覧ください
 → ブログ「107. がんライフ」

*私たちにできること
① 「定期的に健康診断(がん検診)を受けましょう」早期発見・早期治療は大切です 適切な治療を受ければ再発リスクは低下する可能性がある(近頃増えている 大腸がん 気になることがあれば 安心のためにも「大腸内視鏡検査」を受けてみることを検討しましょう)
② 「その「生活習慣」を改善しましょう」「がんは生活習慣病」とも言われます できるだけ「適度な運動」「バランスのいい食生活」「充分な睡眠」を確保するようにしましょう


(「夜9時以降は食事は取りません」(夜の運動の前に夕食は済ませます)「酒に関しては月3回は休肝日を設けます」(決めました)
 現在 酒は毎日とは言っても 度数20%の焼酎を10倍程度のお湯で割り 1杯飲んでいるだけです 現在は ノンアルのレモンサワーにはまっています(これがなかなかイケル)要するに気分だけの問題なのです しかし、酒は旨い「酒なくして 何が人生だ」とは思っています
 食事時間と休肝日に関しては有言実行致します
 以前 鼻から入れる胃の内視鏡検査(「上部消化管内視鏡検査(経鼻挿入)」バリウム飲んでのレントゲンより ずっと楽)に続き 検診の結果とはいえ「大腸内視鏡検査」はしました(怖くはありません)大きな安心感があります 皆さん ご自愛ください そして 少しでも心配なことがあれば 安心を手に入れてください
 なお ” detox " の効果は大きく その後 すこぶる快腸です)


大腸内視鏡検査 説明及び同意書
              〇〇病院
1)大腸内視鏡検査とは
 肛門から直径約10mm程度の内視鏡を回盲部まで挿入して大腸を詳しく観察したり、組織を採取する検査です。
2)前処理
 大腸の中をきれいにするために、検査前日および当日に下剤を服用します。
3)注射
 軽い静脈麻酔(眠る薬)を注射して検査を行います。検査終了後に、回復室にて休んでいただきます。起きる際には、ふらついて転倒する危険がありますので、必ずナースコールを押して下さい。また、この注射をするとボーッした感じが残る事があり、その日の車の運転は危険ですので控えて下さい。
 当日 自分で運転して帰宅することはおやめください。
 また、必ず同伴者とご一緒にお越し下さい。
 なお、大腸の収縮が強く内視鏡の挿入が困難な方や観察しにくい方には大腸の働きを止める薬(抗コリン剤)を注射します。この薬はまれに緑内障の発作(眼圧が上昇し目が痛くなる)を誘発したり、前立腺肥大の方では尿閉(尿が出なくなる)を起こすことがあります。
 また、狭心症・心筋梗塞・心筋症の方は心臓に負担がかかります。
 以上のような病気におかかりの方はお申し出下さい。
4)合併症
 内視鏡の挿入や観察時に以下のような合併症が生じる場合があります。
 日本消化器内視鏡学会の全国集計では、大腸内視鏡検査時の合併症発生は0.078%、死亡率は0.00082%と報告されています。
 a) 送気による腹部膨張感、嘔気・嘔吐、血圧低下、気分不快感等
 b) 内視鏡による大腸の穿孔
 c) 生検後の出血(下記)や穿孔
 d) 前処置の下剤内服によるアレルギーや腸閉塞・腸穿孔
 e) 治療中の病気の悪化(脳梗塞・心筋梗塞等)
 f) その他
 以上のような合併症を避けるように細心の注意を払いますが、万一合併症が生じた場合には最善の対処を行います。
 やむなく合併症が発生し入院、輸血、手術等が必要になった場合の医療費は保険診療になります。患者さん側の支払いにつきましては、ご負担いただくことをご了承願います。
5) 生検組織検査
 検査中に病気が見つかった場合、病変の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる生検組織検査を行います。
 検査の際にごく少量の出血がありますが、通常は自然に止血します。
 しかし、まれに大量の出血が起きたり、検査終了後に再出血することがあります。
 また、まれに大腸の壁に穴が開くこと(穿孔)もあります。このような場合には内視鏡を用いて止血術や外科手術が必要になり入院が必要になりますので、検査係に赤い便が出たり、ふらつき感が続くとき、また腹痛がある場合はすぐに病院にご連絡ください。
 生検の費用(数千円)については、次回外来(説明)徴収させていただくことがあります。
*担当医師と検査施行医師は異なる場合がありますのでご了承ください。

 以上のように、医師及び看護師より、大腸 内視鏡検査の必要性及び合併症とその対策について説明を受けて、検査内容を理解いたしましたので、検査を受けることに同意します。
〇〇病院院長殿
           年 月 日
患者氏名         印
現住所





075. 肝臓・腎臓

■ 沈黙の臓器「肝臓」
 日本人の3人に1人は「脂肪肝」


 


・肝臓が持つ4つの機能
  解毒・代謝・胆汁生成・免疫

免疫 ・腸から入る病原菌やウイルスを無害化する(体内最大の免疫器官)
・マクロファージが異物を除去し 感染症を予防する




・脂肪肝チェックリスト

・上記出典:介護ポストセブン

・上記出典:女性セブンプラス

・上記出典:婦人公論

● お酒を飲まない人も脂肪肝になる
 「果糖ブドウ糖液糖」が最大の原因の1つ
● 7割切除しても再生する
 ただし 再生するのはあくまで正常な肝臓
● 肝硬変になったら引き返せない
 症状が出た時点で「時すでに遅し」
 様々な病気のリスクを高める



■ 沈黙の臓器「腎臓」
 日本人の5人に1人が「慢性腎臓病」に




・腎機能が健康時の15%未満に低下すると末期腎不全にここに至ると人工透析が必要に

 


・慢性腎臓病チェックリスト



・上記出典:介護ポストセブン


● 腎臓が悪くなると全身の老化が加速
 全身の臓器のリスクが上がる 心臓や脳 肺 腸 等々に悪影響
● 腎臓は 最大の免疫組織
 腎臓には 心臓が送り出す血液の約1/4が流れ込み その血液をろ過し 不要なものや有害なものを取り除き きれいになった血液を心臓に戻す
● 初期ステージなら回復の見込みはある
 対策しなければ 慢性腎臓病がどんどん進行し 腎不全への流れは止まらなくなる


〇 様々な体操が紹介されていますが(各HP等で 上記は一例)肝心なのは継続すること「継続は力なり」「(始めるのに)遅すぎることはありません」
〇 また 特に 肝臓・腎臓に良い「食事習慣」「生活習慣」が様々紹介されていますが 詳細は調べてみてください こちらも同じく「継続は力なり」「(始めるのに)遅すぎることはありません」です。





076. 肩・腰・膝



■ 肩 ・つらい肩こり 五十肩 最大の要因は生活習慣


・「肩甲骨はがし」で肩甲骨周りの筋肉をほぐす
・「関節凍結」の予防で 肩関節の可動域を広げる




■ 腰 ・椎間板がズレて線維輪が傷つくのが腰痛の原因

 


・「ぎっくり腰」普通は1~2週間で椎間板のズレが戻って 線維輪の傷口が閉じて痛みが和らぐ



・「体幹」体幹(腹筋・背筋など)が弱いと姿勢が崩れて腰に負担がかかり 痛みが生じやすくなる






■ 膝 ・サプリは本当に効かない!?


(2025年1月16日)NHK「あしたが変わるトリセツショー ひざ若返り」より
 特にお悩みの声が多かったひざ痛の疑問について、「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」策定委員長の内尾祐司教授(島根大学医学部整形外科学教室)に聞きました!

Q:サプリメントは効く?
A:口から摂取したグルコサミンやコンドロイチンは痛みの改善・軟骨保護に対して有効ではありません。どちらもひざ軟骨の成分の一つですが、口から摂取しても体内で細かく分解されるため、変形性膝関節症に効果を発揮するとは言えません。すでにサプリメントを飲んでいる人で、効果を実感できない場合は、整形外科を受診し医師と相談して服用を判断してください。(と 明確に効果を否定)

「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」(公益財団法人 日本医療機能評価機構)より
 変形性膝関節症に対するサプリメント(*)(グルコサミン コンドロイチン)の鎮痛・機能改善効果は認められず 軟骨保護作用も明らかでなく これらの有効性はすべて否定的である(と 明確に効果を否定)
(*)グルコサミン・コンドロイチン以外の成分を含むサプリメントは除く

  グルコサミン コンドロイチン
摂取量 1500mg / 日以上 800mg / 日以上
鎮痛効果 なし ほとんどない
身体機能改善効果 なし なし
日常生活動作 / 生活の質の改善効果 なし なし
軟骨保護作用 なし なし

・上記「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」より

膝の軟骨は本当に再生しない!?

・「膝の軟骨は、一度すり減ると自然には元通りに再生しないのが基本」とされるが 諸説あります
・「膝の軟骨を増やす」には、ウォーキング・水泳・サイクリングなどの適度な運動で軟骨に栄養を届け、ビタミンCやオメガ3脂肪酸を含む食事でサポートし、太ももやふくらはぎの筋力を鍛えることが重要です。すり減った軟骨の完全な再生は難しい場合もありますが、「再生医療(自家培養軟骨移植術など)」も選択肢になります(AIによる)「継続は力なり」「(始めるのに)遅すぎることはありません」です。

■ 肩・腰・膝 痛みには急性痛と慢性痛がある
・急性痛:組織の傷害などはっきりとした原因がある
・慢性痛:原因が不明確 → 整形外科では解決しない紹介状を書いてもらって「集学的痛みセンター」(全国各地に45施設)に行くのがベスト


・「集学的痛みセンター」の特徴(慢性疼痛診療の普及と拡大を目的として設置)

チーム医療 ・複数の職種が連携し、患者の痛みと生活の全体像を捉える
生物心理社会的モデル ・痛みを生理学的な側面だけでなく、心理的(考え方、感情)や社会的(生活状況、人間関係)側面からもアプローチする
対象 ・3ヶ月以上続く慢性疼痛で、他の医療機関では改善が難しい難治性の痛みを持つ患者さんが対象
治療内容 ・医師による診断・薬物療法、理学療法士・作業療法士による運動療法・作業療法、心理士によるカウンセリングや認知行動療法など
役割と目的 ・多様な治療選択肢を提供し、根本的な解決を目指す
・患者自身の痛みのコントロール能力(自己管理能力)を高める
・薬物依存の軽減や、機能維持・向上、QOLの改善

 以上 AIによる概要
「病院のご紹介」(慢性の痛み情報センター)




077. 接骨院

■ 病院・薬局以外で健康保険を使える例
施術 国家資格 健康保険を使える例
接骨・整骨 柔道整復師 急性の打撲・捻挫・肉離れなど(外傷性)
はり・きゅう はり師・きゅう師 神経痛・リウマチなど(医師の同意書必要)
マッサージ あん摩マッサージ指圧師 筋まひ・関節拘縮など(医師の同意書必要)
整体・カイロプラクティック なし 健康保険は使えない


「接骨・整骨」保険を使える例
〇 (急性または亜急性で 医療機関を受診することができず)外傷性が明らかな打撲、ねんざ、挫傷(肉離れなど)
〇 外傷性が明らかな骨折 脱臼(骨折 脱臼は 応急処置を除き 継続してかかる場合は 医師の診察と同意が必要)
〇 骨・筋肉・関節のけがや痛みで その負傷原因がはっきりしているもの
「接骨・整骨」保険を使えない例
● スポーツや日常生活や老化で起こる単なる疲労性・慢性的な肩こりや腰痛 筋肉疲労等
● 特に症状の改善が見られない長期にわたる漫然とした施術
● 異なる患部への “ ついでマッサージ ”
● 椎間板ヘルニアやリウマチ、神経痛、五十肩、関節炎などの病気から来る痛みやこりへの施術
● 脳疾患後遺症や慢性疾患のリハビリ
● 病院で同時期に同部位の治療を受けているとき(病院とのはしご受診)
● 過去の交通事故やその他事故による外傷性疾患の後遺症
● 応急処置後、医師の同意のない骨折、脱臼の治療
● 業務中や通勤途中のけが(労災保険扱いとなる)
● 医療機関を受診できる状況にありながら自らの意思で接骨院にかかった時
● 慰安目的のあん摩・マッサージ代わりの施術
● 原因や負傷日が不明なケガ
● 健康保険扱いのはり・きゅうの施術と併用して受ける同部位の施術
「接骨・整骨」治療をうけるときの注意
出典:「柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて」(厚生労働省)
● 療養費は、本来患者が費用の全額を支払った後、自ら保険者へ請求をおこない支給を受ける「償還払い」が原則ですが、柔道整復については、例外的な取扱いとして、患者が自己負担分を柔道整復師に支払い、柔道整復師が患者に代わって残りの費用を保険者に請求する「受領委任」という方法が認められています。
 このため、多くの整骨院・接骨院等の窓口では、病院・診療所にかかったときと同じように自己負担分のみ支払うことにより、施術を受けることができます。
● 柔道整復師が患者の方に代わって保険請求を行うため、施術を受けるときには、必要書類に患者の方のサインをいただくことが必要となります。
● 保険医療機関(病院、診療所など)で同じ負傷等の治療中は、施術を受けても保険等の対象になりません。


「はり・きゅう」保険を使える例
〇 主として神経痛、リウマチ、頸(けい)腕(わん)症候群、五十肩、腰痛症及び頸(けい)椎(つい)捻挫後遺症等の慢性的な疼痛を主症とする疾患の治療を受けたとき
「はり・きゅう」治療をうけるときの注意
● 保険が使えるのは あらかじめ医師の発行した同意書又は診断書が必要
● 保険医療機関(病院、診療所など)で同じ対象疾患の治療を受けている間は はり・きゅう施術を受けても保険の対象にはならない


「マッサージ」保険を使える例
〇 筋麻痺や関節拘縮等 医療上マッサージを必要とする症例について施術を受けたとき
「マッサージ」治療を受けるときの注意
● 保険が使えるのは あらかじめ医師の発行した同意書又は診断書が必要
● 単に疲労回復や慰安を目的としたもの 疾病予防のためのマッサージなどは保険の対象とならない


 「柔道整復師(はり師・きゅう師 あん摩マッサージ指圧師)の請求の中には、健康保険の対象とならない治療の請求や不適切な請求も一部に見受けられます」とされる
 曖昧なケースの場合 健康保険の対象となるかは 加入する健保組合などが審査をする 適正な支払いに調査が必要と判断される場合は「健保組合等」が電話または文書で 負傷原因、治療年月日、治療内容などを照会することがある
 そのため、受診の記録(負傷部位・治療日・治療内容など)や領収証の保管は必要 照会があれば 組合員自身で回答書に記入し返送する必要がある 違反事例と判断されると 受領委任の取扱いから償還払いへ変更となる場合がある(全額 自己負担となる)





078. 血管・血圧


血管(張り巡らされている血管の長さは 約10万KM)
 人間のカラダには くまなく血管が張り巡らされている 毛細血管(全身の血管の99%を占める 0.01mmと目に見えないほど細い)まで含めるとその長さは約10万キロ!地球2周半!(心臓から出た血液は この長い距離をたった50秒で一周して、また心臓へ戻っていく!?)
 また血管を構成する基本細胞(*内皮細胞)の面積は約7000㎡!テニスコート約27面分!血管は「人体最大の臓器」
 貧しい想像力を超えています まさに「人体の神秘」 全ての人間の体内の血管はみんな こんな感じなのです

(*内皮細胞)約1000日で新陳代謝する 毎日少しずつ 疲れた古い細胞が 新しい細胞に入れ替わり 約1000日で すべてが生まれ変わる 血液(赤血球・白血球・血小板)の細胞入れ替わり周期は 数日~4ヶ月程度


・血液の主な働き

① 「酸素や二酸化炭素を運ぶ」
 呼吸により肺に入った酸素を 全身に運び 帰りに細胞から吐き出された二酸化炭素を受け取って戻ってくる
② 「栄養素を全身に運ぶ」
 食べ物は消化管の中で消化・吸収された後 血液に乗って全身に運ばれる
③ 「老廃物を回収する」
 エネルギーとして利用された後の老廃物や 代謝の後にできた有害物質などを回収し 腎臓や肝臓へ運ぶ
④ 「ホルモンを運ぶ」
 女性ホルモンや成長ホルモンを各器官に運ぶ
⑤ 「体温を調節する」
 血管を収縮させて体温調節する
⑥ 「傷口を修復する」
 血管が破綻した時に 直ちに止血して大出血を防ぐ
⑦ 「異物を排除する」
 体に侵入してきた細菌やウイルス、カビなどの異物を排除する

血管の構造

・血管は、大きく「動脈」「静脈」「毛細血管」の3つに分かれる
・動脈は心臓からの血液を流す血管
まずは直径500円玉くらいの大動脈、次に鉛筆の芯ほどの細動脈、そして 直径0.1~0.007mmの毛細血管になる
・毛細血管からの血液を心臓に還すのが静脈 直径は各動脈よりやや大きい
・血液は心臓から出て 心臓を中心に輪をかくように体の中を循環し また心臓に戻る 心臓から出た血管は動脈であり段々と分かれながら細くなり、毛細血管となって体の各所をまわり、その後、静脈となって段々と集まり太くなって心臓まで戻る
 一部の血液は体のすみずみで毛細血管から外に出て 体内の細胞に酸素と栄養素を届ける 届け終えた血液は再び血管に戻るが その際に毛細血管間で回収できなかった血液の液体成分を組織液といい 全身の細胞はこの組織液の中に浸った状態で存在している この組織液の一部は 毛細リンパ管に入り リンパ液となる


・ゴースト血管化 

毛細血管はその細さから 老化によってその働きが衰え 最終的には消滅してしまうことがわかってきている 毛細血管が消滅してしまうと 当然カラダの隅々まで酸素や栄養素が行き届かなくなり 老廃物も溜まったまま回収されなくなる 血管の若さを保ちましょう 「血管ケア」が大切です

血管ケアのポイント

(以下の3つの食習慣が決め手に)
① 塩分を減らし 追い出す(血管(内皮細胞)を傷めない体内環境作り)
② 青魚や大豆製品をとる(内皮細胞の新陳代謝を促し 強い血管を作るための材料補給)
③ 野菜をたくさん食べる(血管内の悪玉物質(塩分や活性酸素)の退治)
それに 適切な筋トレ、適度な有酸素運動、入念なストレッチが有効です




血圧(2つの学会で異なる高血圧治療ガイドラインが示されている)


日本人間ドック・予防医療学会 要再検査・生活改善
140~159/90~99
要精密検査・治療
160/100以上
日本高血圧学会 降圧目標130/80未満 診断基準
140/90以上

 



血管年齢 「人は血管とともに老いる」と言われる

 血管のしなやかさ(弾力性)や硬さ(動脈硬化の進行度)を年齢で表した指標



(血管や心臓を「循環器系」というそうですが その言葉の意味が今になってやっと分かりました 動脈や静脈と毛細血管を血液が循環し続けることで カラダの隅々まで 酸素と栄養を運び 老廃物を回収し 古い血液を新しく作り変えて 私たちの生命を維持していることを
 昔 保健体育の時間に習いました「心拍数 〇〇ほどの運動を 〇〇分続けると ドラム缶 〇〇本分の血液がカラダの隅々まで駆け巡る」と(〇〇についてはよく覚えていない)その際 血管の長さが 地球2周半!とは 習っていないような気がします これを聞いていたら忘れていないと思う
 血管のためにも できるだけ「適度な運動」「バランスのいい食生活」「充分な睡眠」を確保するようにしましょう)

 こちらも参考に→ 重点5ポイント その②「平均寿命と健康寿命」)

*ポイントは「生活習慣」と「定期健康診断」としていますが・・・
「日本の健康診断の多くは 健康と考えられる人の平均を挟んで95%の範囲に収まる人を「正常」と判定し はみ出した5%の人を 個人差を無視して「異常」と機械的に判定し「正常値」になるように指導するもの」とされる
 将来的に 疾病等になる可能性が「確率的に高いか 低いか」が判定されるが 現在の体の状態を的確に診断するのは「人間ドック」と「脳ドック」が有効です





079. ツボとリンパ

ツボとリンパの相関
・一部のツボ(経穴)は主要なリンパ節の近くにある(例:鎖骨下・腋窩・鼠径部など)またリンパ(解剖学的に存在が確立している)の流れを促進する効果のあるツボ(例: 極泉、肩貞、衝門など)もリンパ節の近くに存在する
・両方とも「流れの滞りを解消する」という目的で使われる(東洋医学では「気と血の流れ」、西洋医学では「体液と免疫の流れ」を見ている)
・鍼灸や指圧では ツボを押すことでリンパ循環の改善、むくみの軽減、免疫調整を目指すことが多い
・2006年 WHO(世界保健機関)は 医学的効果が認められた361穴の「" 東洋の神秘 "」ツボを正式に認定(ツボの名称と部位が確定)(公式文書の刊行は2008年
■ つぼとリンパの交差ポイント(例)
つぼ(経穴) リンパ節 効果
天窓(てんそう) 頸部リンパ 首のこり、喉の不調
巨髎(こりょう) 顔面リンパ 鼻づまり、顔のむくみ
気舎(きしゃ) 鎖骨リンパ節 呼吸器系、むくみ
足の三里(あしのさんり) 膝下リンパ 胃腸改善、全身免疫


・上記出典:美的.com



■ 経絡(けいらく)
● 東洋医学では、気(エネルギー)や血液の流れる「みち」を経絡と呼ぶ 経絡とは人体にある経脈(体を上下に流れている)と絡脈(体を横に流れている)の総称  経は道という意味で 経絡の主幹的なもの 一方 絡は網という意味 経絡は全身にあまねく広がっている
 なかでも特に重要なのが五臓六腑と体表部をつなぐとされる12の経絡 これらの臓腑に不調があると 経絡がつまり 滞りとなって体に表れるとされる
■ ツボ(経穴 けいけつ)
● ツボとは経絡上にあり、経絡を通して体内の異常が表れる場所 また、刺激の影響を強く受ける部位でもある ツボを刺激することによって、体内の異常な部位に働きかけることができるといわれている 主な刺激方法としては、指圧、鍼、灸がある
● ツボの探し方
・指先などで触わって、痛いと感じたり気持ちいいと感じたりする場所がツボ 皮膚から押圧することで 圧痛点が刺激を受けて痛みや圧迫を感じる
・リンパの流れが滞りやすい場所(リンパ節の近くなど)に多く存在し、ツボを押すことで筋肉の緊張がほぐれ、リンパの流れが改善される(肩こりや腰痛、ストレス軽減、内臓機能の向上など、広範囲に効果が期待されている)
ツボは 2006年 WHO(世界保健機関)により医学的効果が認められた
・現在世界で公認されている(WHOで公認)ツボの数は361か所 左右対称のツボを含めると全身で約670〜700箇所にのぼる
・科学的には神経束や筋膜、血管の集中点とされることが多い
● 現在 WHOは 頭痛 顔面痛 肩こり 関節炎 リウマチ 坐骨神経痛 捻挫などの疼痛慢性疾患 脳卒中後遺症 神経痛 神経麻痺などの神経系疾患 吐き気 胃炎 消化性潰瘍 嘔吐などの消化器系疾患 花粉症を含むアレルギー性鼻炎などの呼吸器系疾患 婦人科・泌尿器系疾患 循環器系疾患 うつ などの精神疾患などに対するツボ治療の効果を認定している
● ツボの刺激は中枢神経に働きかけてに痛みやストレスを緩和させるとされる
  腰痛には「志室」、肩こりには「肩井」、不眠には「関元」「換骨」、冷え性には「腎愈」・・・とか言われていますが
 詳細は 各専門サイト・各専門書等をご覧ください

● 鍼灸について(以下 参考サイトをご覧ください)
 「鍼灸の基礎知識」(公益社団法人 日本鍼灸医会)
「ツボ治療はなぜ効果があるのか?」そのメカニズム(上図)
・ツボを刺激すると
その情報が末梢神経から脊髄と脳にある中枢神経に伝達され 脳内で「オピオイド」という鎮痛物質が分泌される
脳内で自律神経の乱れを改善する幸せホルモン「オキシトシン」が分泌され 不安・ストレス・絶望感を鎮静する効果が得られる



■ リンパ系
・毛細血管が回収しきれなかった組織液や老廃物を集め(これがリンパ液)、リンパ管・免疫機能の基地(リンパ節)を通し、最終的に静脈に戻し排出を担う流体システム
・リンパ液 リンパ管 リンパ節 リンパ組織/器官 からなり 血管とは別の経路をもつ 静脈に沿ってリンパ管が全身に張り巡らされている




・上図出典:中外製薬

リンパ液 ・血液は心臓から出て 心臓を中心に輪をかくように体の中を循環し また心臓に戻る 心臓から出た血管は動脈であり段々と分かれながら細くなり、毛細血管となって体の各所をまわり、その後、静脈となって段々と集まり太くなって心臓まで戻る
 一部の血液は体のすみずみで毛細血管から外に出て 体内の細胞に酸素と栄養素を届ける 届け終えた血液は再び血管に戻るが その際に毛細血管間で回収できなかった血液の液体成分を組織液といい 全身の細胞はこの組織液の中に浸った状態で存在している この組織液の一部は 毛細リンパ管に入りリンパ液となる
 組織液には細胞から出た老廃物や細菌、ウイルスなどの異物 や免疫細胞血しょうが含まれており それらも一緒にリンパ管に取り込まれる
リンパ管 ・全身の末梢(体の隅々)で毛細リンパ管として始まり 毛細リンパ管 → リンパ管 → 静脈へと一方向に流れる(逆流を防止する弁(半月弁)がある)
・リンパ管は 静脈よりも壁が薄く 透過性が高いため 大きな分子のタンパク質や病原体など通常血管には入らないものも通す 始まりは細くて網目状の毛細リンパ管 それらが段々と集まって合流し、集合リンパ管、そして主幹リンパ管となり、太くなっていく 最後は胸管、右リンパ本幹と呼ばれる2本にまとまって 静脈に注ぐ
リンパ節 ・免疫細胞が集合しており、リンパ液を濾過して不要なものを除去している リンパ管の途中にある「フィルター」リンパ液の浄化と免疫細胞の活性化を行う
・毛細リンパ管として始まってから静脈に注ぐまでの間に リンパ管は何度も合流を繰り返すが 合流する部分にあるのがリンパ節
・リンパ節には、リンパ球などの免疫細胞が集まっており(多くは白血球の仲間)リンパ球はリンパ管の中を流れながら、全身を巡り、細菌や有害物質に備えている
 異物の侵入を確認すると リンパ節では これらの異物が血液循環系へ侵入するのを防ぐべく 免疫細胞が戦う 免疫細胞が異物を攻撃、破壊し、食べつくしてくれるため、リンパ液はきれいな液体となって、流れていく(リンパ節から出たリンパ管はさらに合流を繰り返し、静脈に注ぐまでの間に数千にも及ぶリンパ節を通過していきます
・リンパ節の働きが悪くなり、老廃物や余分な水分の回収がうまくいかないとなると リンパ節を押したときに痛みが出たり 周囲がむくむ このような状態が続くと、体の免疫機能が衰え、風邪がひきやすくなったり、なかなか病気が治らないことも
リンパ組織 ・扁桃腺・胸腺・脾臓・虫垂・骨髄など 免疫細胞(リンパ球)の産生や成熟に関わる組織

・上記出典:リンパ管疾患情報ステーション 他

リンパ組織 特徴等
扁桃腺 ・リンパ節の1つ 風邪をひくと腫れることがあるが これは扁桃腺の中でリンパ球(免疫細胞)が増えて 細菌と戦うために起こる現象
胸腺 ・骨髄で作られた未熟なリンパ球(T細胞)が成熟する臓器 思春期にピークを迎えて加齢とともに萎縮し脂肪に置き換わる
脾臓 ・最大のリンパ器官の一つ リンパ球を産生・活性化し 血液中の細菌やウイルスなどの異物を除去する 古くなった赤血球の処理や血小板の貯蔵も行う
虫垂 ・リンパ組織が豊富 特に腸管免疫において重要な役割を果たし 腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランス維持に不可欠な免疫グロブリンA(IgA)を産生する細胞を作り出す「誘導組織」。
骨髄 ・一次リンパ組織としてリンパ球(B細胞など)を作る 成熟したリンパ球は骨髄から出てリンパ節や脾臓などの二次リンパ組織で病原体と戦う
小腸内のバイエル板 ・粘膜免疫システムの中核をなすリンパ組織の集合体 腸管の「門番」のように細菌や食物抗原を取り込み 体内で免疫応答(主にIgA抗体の産生)を誘導する


■ リンパとツボの違い(以下 AIによる概要)
・リンパは:フィルター機能を持つ体の器官(場所)例えるならば「下水道」「浄水場(フィルター)」
・ツボは:刺激することで効果が得られるツボ(ポイント)例えるならば「浄水場の近くの 流れを良くするポイント」 
● 「マルマ」 インドの伝統医学アーユルヴェーダでも ツボに相当する考え方がある マルマ(ツボ)にマッサージやオイルを塗布するなどの軽い刺激を与えることによって治療効果が現れる
● 「吸い玉療法(カップリング/カッピング)」リンパの流れを良くしたり デトックス効果が期待されたりするという 数千年の歴史を持つ伝統的な民間療法





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2022年07月07日